かっぱかっぱらってる

2016.3月〜12月までトロントにいた奴の日記。カフェ巡りが趣味。

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たまに思い出すホームステイのこと


こんちわ〜。



昨日は仲良しの日本人の子に誘われて、とあるパブに行ってきました!

こちらのパブは毎週木曜日にビールが安くなるということで、学生で賑わっていた〜しかも同じ語学学校の人がわんさかいた〜。


適当に他の国の友達誘って飲もう!という会だったので、日本人4人、ブラジル人2人、韓国人2人の計8人でとっても楽しい会でした〜


それにしてもこっち来てからかなりお酒に強くなったような気がします。日本では好んでビールなんて飲まなかったけれど、ようやく慣れてきたというか、マズイとは思わなくなりました。

こないだ新しい家のオーナー夫妻に誘われて行ったJapanese food partyでも、日本酒やワインがたくさん出てきたけれど普通に飲めてびっくりしたです。ただしお酒を飲むと頭が回らず英語がまったく出てこんですわ。調子に乗らないように気をつけます。



さあところで、ホームステイ終わってからしばらく経つのですが、やっぱりホームステイって楽だったなあと思います。

なんてったって、食べ物に困らない。



カナダの留学では、留学生のほとんどがフィリピン系の家庭に送り込まれるって聞いたことあるけど、わたしもフィリピン系カナダ人のお宅に1ヶ月お邪魔しました。

フィリピン系だと食べ物が合わない〜とかでホームステイが辛いって話を出発前に聞いてて、めっちゃ怖がっていたんですが、うちのお家のご飯はとても美味しかったなあ。味がちょっと濃かったけど、日本でも食べれるような煮物とか、ミートソースとか、日本となんら変わりのない味でした。


で、なんかホームステイ終了してゲストハウスに移動して、突然風邪ひいてちょっとだけホームステイが恋しかったんですね〜



前にも言いましたがうちのホームステイ先はちょっと特殊らしく、ブラジル人2人、エジプト人1人、トルコ人1人、メキシコ人1人、日本人2人とホストマザーの8人で暮らしてたんです。家は地下入れて4階建てだったかな。

わたしが出て行った次の日に、新しく日本人と台湾人の男の子が加わったそうなのですが、それにしてもたくさん住んでいた。


トイレとお風呂は各階に1つずつあったので、わたしは日本人の女の子とシェアしていましたが、カナダのシャワーの出し方がほんとに分からなくて苦労しました。ひねって一度水を出さないとお湯が出ないタイプ。

最初きた頃はお湯の出し方が分からなくて、外の気温がマイナス何度の中、水だけで頭洗って死ぬかと思ったのを覚えています。懐かしい。


部屋は1人1つ与えられていて、わたしの部屋もかなり広かったですが、他の人の部屋はめっちゃ広かった。

ただ1つうちの部屋に難点があったのが、机がないに等しい。他の人の部屋にはちゃんとした木のでかい机があって、でもわたしの部屋だけなぜか簡易的なプラスチック製の椅子の脚と台の部分が繋がってるコの字型のやつでめっちゃグラグラしてて(笑)もう笑っちゃいました。これ机なのかなあって(笑)

だから部屋で勉強があんまりできなくて、ずっとベッドの上で宿題やったりしていたのがちょっとね(笑)図書館行ったりしていたからまあいいんだけど、インドア派で部屋で勉強したがりのわたしとしては、部屋にちゃんとした机がないのが辛かったんすね。


それからまあホームステイせっかくしているのに、あんまり家族に会う回数が少ないのが意外でした。ホストマザーが働きものすぎてあんまり家にいないっていう(笑)

月から土まで6日間働いて、水曜と日曜だけもう1つの仕事しててダブルワーク。しかも7人も留学生を受け入れてて、どんだけ稼ぐねん、ってつっこみたくなった。不思議な家なんですかねえ。


ホストマザーいないぶん、他の留学生とはまあまあ話しました。


一番長く住んでるトルコ人はこの家に4年住んでいて、ほんとなんでこの人4年もいるんだろうなんなんだろうってずっと思ってたんだけど(笑)教育に熱い人でした。同じ時期に来たわたしと日本人の子とブラジル人の3人に向かって、なぜ英語を学ぶのかを熱く語りだして2時間近く1人で話してたり。食がいかにわたしたちに大きな影響を与えるかを熱く語ったり。うちの家留学生は料理するの禁止なのに、勝手にキッチン使ってたり。変なひとだった。一言で言うと破天荒って感じだ。そしてめっちゃおしゃべり。ディナーの時間に1人だけ喋ってるからみんな食べ終わっても彼が食べ終わるまで待ってるのが大変でした。


その破天荒トルコ人に頼むから静かに食べてくれ(笑)と毎度ツッコミをいれるエジプト人はすごくしっかりした人でしたが基本いつも寝てる。たぶん夜に働きに出かけてたひとなんでしょうが、彼の発音はいまいち聞き取りずらかったからあまり話せず。



そして1年ほどこの家に住んでるブラジル人はめっちゃ勉強熱心でいっつも耳にイヤホン入れてる。ずっと英語を聞いていたようでした。

ただでさえしょっぱいディナーにめっちゃ塩かける。10振りくらい塩かけるおそらく舌バカな人でした。

右足のふくらはぎにゴツいマークのタトゥーが入っていたのを初めて見たときこれはヤバイと思ったのですがまったくヤバイ人ではありませんでした。良いにーちゃんでした。



もう1人のブラジル人チャールズは1番仲良くしてくれた25歳の兄ちゃんなんですが、顔が童顔なのと、純粋もしくは天然すぎて弟のようでした。

彼はブラジルにガールフレンドがいるのですが、彼女がそろそろ結婚したいって言い出した頃になぜかトロントに英語を勉強しに行こう!と突然閃いてこっちに1人で来ちゃったらしく、結婚のタイミングを逃したようです。みんなでばかだね(笑)早く帰りなよ(笑)って言ってた。でも毎日彼女と電話してたヨ。早く帰って結婚できるといいね。

1度トルコ人の誕生日の日にピザが出たとき、「ピザは日本語でなんて言うの?(真顔)」と聞かれたときはまじかよと思いました。ピザは日本でもエジプトでもメキシコでもピザです。

そろそろ引っ越すよ、って言ったときに本気で悲しんでくれた兄ちゃんでした。いい人でしたね。



まあまあいろいろありましたが、思い返してみるとホームステイわりと楽しかったなあって思ったので帰国後読み返すためにあえて今書きました。



ホームステイってみんな言ってるように運。おそらくわたしはアタリな方だったと思いますが、わたしのまわりでホームステイしてる子たちで、辛すぎて早く出たいって言ってる子もわりといます。

が、日本では当たり前のことがこっちでは当たり前ではないこと、固定観念みたいなのを思いっきり覆されるので、来たばっかりの頃はホームステイするべきだなあと思います。

たとえば洗濯は1週間に1回とか、この家ではトイレットペーパーは流さないでゴミ箱に捨てるとか(これたぶん他の台湾とかその辺の国では普通なんでしょうが、初海外がトロントだったわたしとしては海外に来た感満載でした)、ステーキじゃなくても必ずナイフを使って食べるとか(これはこの家だけだったかもしれない)

一緒に暮らしてみないとそういうの分からないなあと思いました。

ツッコミどころ満載で楽しかった。


で、明後日ようやくシェアハウスにお引っ越しです。

やっと部屋に机があります。

たのしみです。

さようなら。